2019年4月時点の横浜市の認可保育園の待機児童数は46人となっており、
利用申請者数6万9708人と比較すると約1515人に1人が待機児童になったことになります。
騒がれてる割に意外と少ないとか、よほど運が悪い人だけ行けないのでは思う人が多いかもしれませんが、
この待機児童数には、認可保育園などに入所希望を出したのに
入れなかった児童のほとんどはカウントされていません。
この入所希望を出したのに入れなかった児童の数は「保留児童数」や「入所待ち人数」と呼ばれ、俗に「隠れ待機児童数」とも呼ばれています。
横浜市では、希望した保育園に入れず育休をやむをえず延長したり、自宅で求職中になっているケースを
待機児童数ではなく保留児童数としてカウントしているため、待機児童数よりも保育園に入れず困っている親子が多いのが実態です。
横浜市や川崎市以外の自治体では、「自宅で求職中のケース」については待機児童としてカウントされるところがほとんどで、
「保育所に入れず育休を延長したケース」、「認可保育所に入れずやむをえず認可外保育所に通っているケース」などを
待機児童としてカウントするかどうかについては自治体毎に基準がまちまちです。
因みに2019年4月時点の横浜市の保留児童数は3231人、待機児童数は46人、川崎市の保留児童数は2772人、待機児童数は14人となっています。
待機児童数が全国で最も多い東京都でも3690人なので、同じルールでカウントしていれば神奈川県が断トツでワーストなのではないでしょうか。
横浜市、川崎市などは、待機児童数が実態を表していないので注意!
(引用元:厚生労働省の「保育所等関連状況取りまとめ」データ)
【参考】
待機児童ワーストランキング(マイナビニュース)
東京都の待機児童数
横浜市の待機児童数
横浜市の保留児童数(入所待ち人数)
川崎市の待機児童数
川崎市の保留児童数(入所待ち人数)
※「区別利用調整結果」資料の申請数と内定数の差が入所待ち人数になります。