認可保育園の定員を上回る申込者がいた場合の入園選考は、各自治体が保育園利用を希望する家庭ごとに 必要度を判定した「点数」によって優先順位が決まります。つまり、点数が高いほど保育の必要性が高いと 判断されて保育園に入りやすくなります。 この点数は正式には「指数」(選考指数、保育指数)と呼ばれ、保護者の就労状況や健康状態などで決まる「基準指数」と、 その他の家庭の状況で決まる「調整指数」を 合計した点数が高い家庭を優先して希望する園に入れるようになっています。
点数の合計で入園できるかどうかが決まる!
基準指数は就労状況(月に何時間働いているか)、就学状況、健康状態、介護状況などの保護者の状況で決まります。 東京都などほとんどの自治体は父親・母親の基準指数の合算で基準指数の合計点が決まります。 下記の世田谷区ような保活激戦区の場合、両親共にフルタイム勤務で基準指数の合計が100点であっても 入園できない場合がざらにあるので、調整指数での加点を検討する必要があります。
横浜市、川崎市では点数ではなく、ランクという名称で区分されます。
こちらは両親の基準指数の合算ではなく、どちらか一方の低い方のランクが世帯のランクとして採用される点に注意が必要です。
横浜市ではランクAに入ることが前提で、就労のみを理由として認可保育園に入るには、 基本的に両親共にフルタイムで働いていないと入園は厳しい状況となっています。 但し、ランクAで入れない場合もざらにあるので、より入りやすくなるためには、調整指数で加点を考えていく必要があります。
「ランクの引上げ」は横浜市独自の選考ルールで、以下のような項目に該当する場合、 ランクの引上げが適用されます。(例:ランクB → Aなど)
家庭の状況に合わせて、加点・減点の調整をする点数のことです。
自治体によりかなり違いがありますが、横浜市の場合は以下のような項目が対象となり、
同ランクで入園希望者が並んだ場合に調整指数により優先順位が決まります。
※調整指数のルールは自治体によりかなり違いがあるので詳しくは各自治体の公式ページなどを確認して下さい。
基準指数と調整指数の合計点が同じ児童が複数いる場合、 以下のような条件により優先順位が決まります。
※優先順位のルールは自治体により違いがあるので詳しくは各自治体の公式ページなどを確認して下さい。