私が保活を始めたのは妊娠中の2018年の5月頃からです。
我が家はフルタイム共働きで調整指数も満点を取れていましたが激戦区である三鷹市での保育園入園を希望していたので、最も入園確率が高い0歳での入園を目指し保活を行いました。
最初は役所へ出向き保育園の案内冊子を受け取りました。こちらの冊子は保活中に幾度となく目を通し、保活の最後まで手放せないお供となりました!
最初に行ったのは、この冊子を元に通勤経路にある保育施設を全て書き出し、見学に行きたい保育施設をピックアップするところからです。
フルタイムで働いていたので実際に見学に回り始めたのは臨月の少し前、産休に突入してすぐの6月頃です。
保活初体験どころか、まだ出産もしていないママ初心者だったので認証保育園と認可保育園の違いすらわからないまま手探りで保活をスタートしました。
保活を経験したことがある友人に話を聞き、子育てブログなどを参考に保活のスケジュールを組み立てていきました。
出産を基軸に前半と後半に分け、身軽な産前は、入園申し込みに見学が必須条件である認証保育園を優先的に回ることにしました。
6月の時点で上半期の見学申し込みが既に満員で打ち切られている保育園がいくつかあり、保活の大変さを痛感した記憶があります。
そしてとにかくこの年は異常なほどの猛暑。人よりお腹が大きかった私は汗だくになりながら毎週保育園見学に回ったのですがこれが保活を通して一番しんどかったように思います。
見学を回っている最中、まだ産まれてもいない我が子の預け先を探しているなんてと言いようのない辛く悲しい気持ちにもなりました。
そんな時は同じように0歳入園を目指すママ達と支え合って乗り越えました。
結局産前は4つの認証保育園の見学を回り、その際に少しでも可能性があればと入園の申し込みも同時に行いました。
ここで保活前半戦に一区切りつけ、7月後半に無事出産しました。
産後すぐに後半戦といきたかったのですが、新生児期は外出を控えなければいけなかったので、
2ヶ月を過ぎた10月初旬頃から今度は市内の認可保育園の問い合わせと、見学をスタートしました。
申し込み時に記入したい保育園は全て見ておきたかったので全部で4つの保育園を回りました。
認可保育園の中でも公立と私立があり、どちらも見ることでそれぞれの違いや良さがわかり希望園を決める判断材料にもなりました。
また小さな赤ちゃんを連れて見学に行くことが当初はとても不安でしたが、いざ行ってみると赤ちゃんへの対応を見ることがきたので、
一層保育園の雰囲気の良さや先生たちの優しさがわかり、かえって良かったかもしれません!
ただ、この頃になると本当に我が子が可愛くてたまらず、保育園に預けることになったら…とやり場のない寂しさがこみ上げるようになっていました。
そんな気持ちを抱えながらも保活に尽力し、そして申し込みを行う11月。
最後の一押しとして職場の上長に頼み嘆願書を作成してもらいました。
内容は至ってシンプルで、「当スタッフの早期職場復帰を希望しております。そのために当事業所としましても当スタッフのお子様の保育園入園を嘆願します。」といったものでした。
嘆願書は加点にならないと言われていますが、子育てブログなどを見ていると、嘆願書添付をした場合の内定率がとても高いように感じていましたので十分に価値があるものだと信じていました。
その甲斐もあり2月1日、見事内定通知がポストに届きました!受け取った瞬間は嬉しいような、
もう春から離れ離れだなという喜びと寂しさの狭間にいるような気持ちでした。
内定した保育園は第二希望の公立の認可保育園でした。
入園し最初の慣らし保育では我が子だけ泣き通しで過ごし、哺乳瓶も使えず、お迎えに行くころには疲れ切った顔をしていました。
そんな我が子を見て私自身も泣いて過ごしたのは苦い思い出です。ですが公立なだけあり、
正規、非正規に関わらず先生方の保育スキルがとても高く子供も保護者も安心させてくれるような対応でした。
先生方のおかげで泣き通しだった我が子も1週間、2週間と経つにつれ笑顔の時間が増えていき1か月過ぎるころにはすっかり保育園を楽しめるようになりました。
最初の3か月はしょっちゅう風邪を引きお休みも沢山しましたが半年以上たった今は風邪もひかず毎日意気揚々と登園しています。
保活は長期にわたる長い戦いです。途中しんどくなることや、預けることに抵抗を感じる瞬間もやってきます。
でも入園したからこそいえることは保育園にいれて本当に良かったということ。
私自身自分の子供の子育てを他人に頼むなんてと思っていました。
ですがいざ入園してみると保育園の先生方は子供のみならず母親や家庭に寄り添った保育をしてくれるので、
他人に頼むのでなく自分自身の子育ての場が広がっただけなのだと思えるようになりました。
運動面や精神面での発達も著しく、子供自身が楽しめるようになるまでそう時間はかかりません。
子供のためになること!とポジティブな気持ちで保活に挑まれることをお勧めします。