保活は大変という話があるのは知っていましたが、私の周りには妊娠を機に退職する人が多かったので具体的な話を聞くことはありませんでした。
自分は好きな仕事につけたし、経済的なこともあるので退職せずに、仕事を続けたいと思い産休、育休をとり復職することにしました。
うちの子は冬生まれだったため満1歳になった際に申し込みましたが、年度途中ということもあり当然落ちました。
ですがここは想定内なので何も気にせず会社には育休の延長をお願いしました。
そして4月入園の希望に申し込みました。しかし2月に結果通知が来て落選。
4月なのになぜと思い役所に確認すると私の住む横浜市港北区というのは横浜市の中でもワーストワンの待機児童数であることが判明しました。
事前に調べなかった自分の甘さを痛感。
横浜保育室など直接契約を結べる保育園にも確認しましたが全て予約で埋まっていてキャンセル待ちであるとの回答でした。
キャンセル待ち人数は40番だったので、運よく繰り上げ当選することなど完全に無理な順番でした。
それでもキャンセル待ちに応募して順番に並びました。これをしないと話にならない感じでした。
ただし、私が希望するのは1歳児の枠だったのでここが一番入りづらいというのは今では理解できます。
職員に対する、児童数が決まっているので職員人数が少ないとそれだけ募集も少ないんですね。
現実の厳しさを知り呆然とする中、会社の他部署の方が認可外に入ってポイントを稼いで認可保育園に転園したという話を聞きました。
早速その方に連絡して話を聞きました。横浜市の方ではなかったのですがその方も待機児童の多い市区町村に住んでいたため保育園に入るには苦労したと聞きました。
認証保育園で半年過ごしてポイントを得たあとに認可保育園に受かったそうです。
そこで我が家も認可外に入ってから認可転園する作戦をとることにしました。
しかし認可外というとケガや事故のニュースがあるため自分の子供を預けるのに抵抗を感じました。
さらに自分の住んでいる場所は認可外の保育園も何ヵ所かあり、どこがいいのかも分かりません。
そのため遅ればせながら見学に行きました。やはり認可外保育園なので園庭がないところがほとんどで、
食事も給食ではなくお弁当や幼児用の仕出し弁当をとるところが多かったです。
認可外は独自の方針に沿って保育しているところがおおく、勉強中心の園もあれば、遊び中心の園もあり様々でした。
ホームページからではわからないのでやはり見学に行ってよかったです。
そのなかでも２つの園が子供をのびのびとさせてくれそうだったので、ここでもキャンセルまちをお願いしました。
しかし４月になってもやはり順番は回ってこずにそのまま９月になってしまいました。
当時育休の延長は子どもが満一歳6カ月になるまでと決まっていたので焦りを感じていました。
最悪は退職になるかもと考えていた９月下旬に、キャンセルまちをしていた認可外保育園から急な引っ越しのため一人空いたのてわ来月からこれないかと電話があり入園が急に決まりました。
キャンセル待ち人数が相当いたはずなのですが半年近くたっていたためみんな他の預け先を確保してたり退職したり引っ越したりと状況が変わっていたようです。
かくして保育園に通いはじめました。認可外ではありましたが先生方に恵まれ子どもものびのびとさせてもらいました。
とても良い園だったのでそのまま通わせたかったのですが、認可外ということもあり保育料が高額あるため認可への転園を希望しました。
しかし翌年度の４月の認可園への転園はやはりかなわず、そのまま2歳になるまで通いポイントを稼ぎました。
2歳になってから認可園への転園がきまり転園しました。
今は保育料無償化になって補助が出るはずなので認可外という選択肢も良いのではないかと思います。
それくらい熱心でいい保育園でした。
当時のことを振り返ると妊娠中にもっと保育園の情報を集めておけばよかったと思います。
せめて母子手帳を貰いにいくのに役所に出向いたときに保育園の話も聞いておけばよかったとおもいます。
完全に自分の見通しが甘かったせいで、右往左往してしまいました。
ただ、キャンセル待ち人数が多くてもどんどん状況が変わるため諦めずに順番待ちしておくのも大事だと思います。
私のように声がかかることもあると思います。
育休中は子どもが小さいうちに働かずに、子どもと一緒にいられることにも幸せを感じました。
小さな子供がいる女性は退職すると正社員として雇われることは少ないと思うので何とか復帰しましたが叶うならば
退職しても正社員として別の会社で働けるような世の中になって欲しいです。
そうすれば保活なんてしなくてすむし、待機児童も減ると思います。
近い将来日本の労働人口は減ってゆくので政府にはもっとフレキシブルな働き方を進めて欲しいと思います。
残業を減らすだけではなく。そうすれば女性も仕事が出来るのではないでしょうか。
