私が保活を行った地域は、横浜市鶴見区の矢向保育園でした。
保活を始めた時期ですが、子供が1歳の時で、ちょうど嫁の産休期限がせまっていた頃になります。
産休明け前との事で、子供も首が座り、少し落ち着いた感じもありましたので、考える時期としては丁度良かったのかもしれません。
保活を始めるにあたり、まずは情報収集をしなければいけないわけですが、矢向保育園が近所だった事もあり、気になっていたので、
直接保育園を訪問し、問い合わせたところ、園長先生からお話を聞く事ができました。
園長先生は、優しいおばあちゃんの様な雰囲気の方で、子供をみるととても笑顔で、信頼出来そうな方でした。
とても丁寧に、保育園の説明をしていただいたのですが、今は満員で、しばらく待機児童になるとの説明を受けてしまい肩を落としました。
仕方なく、インターネットで横浜市内の出来るだけ近くの保育園を検索しましたが、矢向保育園近辺は、どこも遠く、嫁と相談した結果、
川崎市の塚越にある認可外の保育園が通う事が現実的であるのではないかという考えに至りました。
塚越の認可外の保育園に電話をかけて、園長先生のお話を受け、保育園の見学から始まり、丁寧な説明、見積もり相談まで親身になってやっていただきました。
しかし、やはり認可外、見積もってもらった額に驚かされた記憶があります。
その後、矢向保育園では1歳からの園児は現在空いていないとの事で、入園に空きが出るまで入れませんと、きっぱりとお断りされてしまいましたので、
その後区役所に出向き、相談した所、やはり私達同様入りたい家庭は沢山おりますので、空きが出るまでは認可外保育園を利用したらどうだと提案されました。
嫁も私も働かない訳にはいかない状況だったので、再度認可外の保育園を調べた所、結局は矢向保育園から近い認可外保育園は川崎市塚越の認可外保育園でした。
そこが一番近かったので、嫁と相談し、改めて問い合わせの電話をし、契約をお願いしました。
認可外の保育園との事で、最初に伺った矢向保育園の料金とは、ほぼ倍の料金でした為、補助金等はあるかインターネットで検索をし、鶴見区役所に相談に行きましたが、
結局の所、川崎市の事は川崎市に問い合わせてくださいと、たらいまわしにされた記憶が残っております。
当然なのかもしれませんが、仕方なく諦め、念のため、もう一度、矢向保育園に足を運び、事情を説明してみたところ、子供が2歳になると空きがあるとの知らせを受け、
それまでは、認可外で横浜市の認可外なら補助金でそこまで高くないとの提案もしていただきました。
結局横浜市の認可外保育園は近所になく、待ってダメだったらしょうがないと腹をくくって川崎市の認可外保育園を選びました。
当時、認可外保育園での事件、事故がニュースで話題となっておりましたので、かなり不安でしたが、2度の見学と、園長先生の人柄を信用した次第です。
子供も思いの外、その保育園を気に入ったようで、特に問題もなく(経済的な所を除く)すくすくと成長していきました。
その後、認可外に入園して1年がたつ頃になります。矢向保育園から空きが出ましたとの連絡を受け、喜びと共に、認可外の退園手続きから始まり、矢向保育園の入園手続き、
補助金の申請や雇用証明書の申請等の必要書類を必死に集め、諸々の手続きを行い、2歳児の4月に、無事矢向保育園に転園する事が出来た次第です。
矢向保育園の空きが出るまで、認可外の保育園で良いのか不安でかなり悩みました。何より料金が高く、働いている意味があるのか当時すごく疑問を抱いた記憶が残ります。
市をまたいで、認可外保育園に通っていた為、補助金の申請方法が分からず、鶴見区役所と幸区役所の両方を行き来きし、
かなり混乱しましたし、なんども言いますが、認可外は本当に経済的に苦労します。
矢向保育園に提示された月額と認可外では倍位違っていた上、補助金も申請出来ていたので、実際には3倍近くまで料金が違い、
待機児童にならない事も辛いなと痛感させられました。
せっかく慣れた保育園から転園する際に、最初の一週間は徐々に慣らし保育をするので、それなりに準備は出来るのですが、
次の週が意外と大変で、子供が馴染まず、呼び出しを受けては、嫁と私が仕事を抜けれるか確認し、迎えに行くという状態になっておりました。
これは非常に大事で、送迎はもちろんですが、緊急時の時にどちらが行くか、メインの呼び出しを夫か妻どちらにしておくのかをしっかりと決めておかないと色々困ると思いますね。
何が起きても夫婦仲良ければ問題ありませんが、子供優先で出来ないと困る事が多いです。私の場合は、上司に予め連絡をしておけたので、職場の環境、理解もかなり必要かと思われます。
もし「保活によって入園できるのかどうか」と聞かれたとしてら「何もせずに、保育園に入園できるという事は絶対にありません。」と答えます。
妥協して最初に認可外にしてしまったので、待機児童とはならかったものの、早めに動いたことが現在の保育園生活を送れているのだと考えます。
待機児童問題を他人事と考えずに、子供が欲しい家庭、出来る状況下におかれているなら、保活をしなければ入所出来ないと思います。
そして何より、出来るだけ早く行動する事が大事だなと思いました。
結果一年間の待機児童のような扱いになってしまいましたが、早めにすぐには絶対に出来ないと思っておく事がとても大切だと思います。
また、ただ保育園に入る事だけではなく、保育園の環境であったり、送迎の便利さ、保育園の先生の人柄、色々な事を見て、想像し、夫婦、もしくは家族で
話し合い、納得して決める事が重要だと思いました。
私の場合、やはり家から近い事が一番重要だと思います。近かったとはいうものの、市をまたいでいたので、やはり通園も経済的にも決して楽ではなかったです。
有効だったのかは不明ですが、矢向保育園が、近所と言う事と、何回か顔を出し、園長先生と相談させてもらい、
早めに待機(実際に通う1年前から見学、説明を聞いていた)した事、認可外保育園での環境、待機児童になる際の子供の面倒見の家族内での分担も、しっかりと決めておく必要があります。
書類に関しては、入所の可否に関わるとはあまり思えませんが、雇用証明書等の書類の勤務時間がお互い長めに記載出来たので、結果論ですが、無事入所できたのかと思われます。
最後になりますが、国や自治体に言いたい事を書きます。
私のような市またぎの地域に住んでいる人のお互いの市同士で、話し合い良い意味で市の壁を越えてもらいたいです。
少子化なのに待機児童問題が発生すると、今後ますます少子高齢化問題につながりかねないので、待機児童対策として、
子供が出来た家庭には早めに話し合う機会を作るという意味でも、手引きや案内のマニュアル等を作る等して、思考、相談時間を長め(早め)に作っておいてほしいものです。