このコラムは前回の保活体験談 - 神奈川県横浜市港北区の続きになります。
前回のコラムの通り、やっとのことで保育園に入れましたが、年度限定保育事業ということで、またすぐに保活が必要な時期がやって来ました。
前回で保活にかなり詳しくなっている自負があったので、今回は一次利用申請から提出するし、
年度限定保育事業にも通っていた加点もあるだろうし余裕だろうと思っていましたが、やはり現実は厳しかったです。
まず年度限定保育事業で何も加点が無いのを知って愕然とします。認可外保育園や保育室、小規模保育事業などに通っていた場合は、
ランク上げや加点があるのですが、年度限定保育事業だと何もつかないのです。これには未だに納得が行きません。
この機会にどうすれば少しでも入園しやすくなるのか詳しく調べたのですが、入園できるかどうかは、各自治体が保育園の利用を希望する家庭ごとに
必要度を判定した「点数」によって決まります。横浜市ではランクと調整指数を合算したものが点数になります。
ランクは、月に何時間働いているか、健康状態はどうか、介護はしているかなど保護者の状況により決まる選考の基準となる指数です。
夫婦ともにフルタイム勤務となっている家庭が多く、ランクだけでは横並びで決まらないので
認可外施設、保育室、小規模保育事業、ベビーシッターなどの保育施設を利用していたか、
既に兄弟が在園しているか、単身赴任か、夜勤があるか、などの要因が調整指数として加点され選考されます。
更にここまで考慮しても同じ点数で横並びになった場合は、保育園に通っている子どもの人数が多いか、所得が低いか、
自宅外での勤務か、出産を控えているか、求職中か、などの要因により最終的な優先順位が付けられるようです。
ということで初めて保育園を希望する、フルタイム勤務の夫婦とスタートラインが同じと分かったので
高望みは諦めてどこでもいいから認可園に入れればと気持ちを切り替えました。
見学はしたから行ける可能性が増える訳でもなさそうですし、タイミングが合わなかったのもあり行かなかったのですが、
今回も少しでも良さそうな園をネットで調査しまくり、自転車で回って確認しました。
引っ越して通うことも視野に入れて、ちょっと遠い距離まで含め70件以上回ったと思います。
総じて認可保育園は他と比較して設備が充実していますが、同じ認可でも園庭がない園もあれば、
広大な園庭と遊園地のような設備やプールを持つ園もあり、かなり差がある印象を持ちました。
他と比較して加点のアドバンテージがない不安があったので、利用申請の希望する園の欄には、別紙含めなんと47件まで記入しました。
希望園数に制限はないらしいのですが、ここまでの園数を記入した人はいないんじゃないでしょうか。
1月下旬の結果発表、蓋を開けてみると第24希望に書いた鶴見区の園でようやく通っていました。
その上の港北区は全滅でしたが、多めに記入して本当に良かったー。
教訓としてやはり港北区は激戦なので、通える距離の園があるなら港北区以外も記入しておくことをオススメします。
とは言っても全国的にみれば鶴見区もかなりの激戦区です。
ということで相当な労力を使って保活してきた訳ですが、結果的に施設も教育方針も先生方の印象も大変すばらしい園に入ることができて、
本当に良かったと思っています。
保育園の情報掲載や検索はデジタル化が進んで来ていますが、エリア(自治体)によって差があったり、
エリアを横断して検索できなかったり、新規開設園の情報掲載が遅かったりと、改善して欲しい面も多いです。
利用申請自体もネットだけで利用申請可能にするなど、IT化を推進してもっと便利で簡単になればいいですね。
皆さまも悔いのない保活を!